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牛乳は濃厚 = 美味しいと
思っていませんか?

「鳥獣保護地区」に指定された歴史ある牧場

ホウライの那須千本松牧場は、栃木県那須野が原の広大な自然の中にあります。
明治26年に総理大臣を二度務めた松方正義公が、那須開墾社より譲り受け、大農具を導入して欧米式の農場を開いたのがはじまりです。
敷地面積は834ヘクタール、東京ディズニーランドの約16倍。
現在でも牧場全体が「鳥獣保護区」に指定されており、たくさんの野鳥やリス、ムササビなどが暮らしています。

健康な乳牛を育てるには土づくりから

自然豊かな当牧場では、総敷地面積のうち200ヘクタールの牧草地に、自家製の堆肥をまいて、牧草を育てるための土づくりから手がけています。そうして育てた栄養豊富な牧草を年に2〜3回刈り取り、発酵させたものを主食として乳牛に与えています。乳牛に与えるそのほかの配合飼料も、もちろん遺伝子組み換えされたものは使用しておりません。澄んだ空気の中、乳牛を健康に育てています。

ストレスフリーな牛舎

千本松牧場の牛舎は、牛をつながずに自由に歩き回れるスペースを持った「フリーストール牛舎」。
ストールとはパイプなどで1頭ずつに仕切られた場所のことですが、どのストールでも自由に出入りできるので、フリーストールといいます。
また、搾乳の時間になると、牛が自分から「ミルキングパーラー」という搾乳専用施設にお乳を搾ってもらいにやってきます。
千本松牧場の施設は12頭ずつ2列に並べるようになっているので、一度に24頭まで搾ることができます。この方法だと人の作業効率も良い上、牛にもストレスを与えないので、良質な生乳が搾れます。

低温殺菌へのこだわり

千本松牧場の牛乳は日本では数少ない「低温長時間殺菌」という方法で殺菌しています(65度・30分)。その名の通り、牛乳の殺菌をする際に、悪い菌が殺せる最も低い温度帯で加熱殺菌した牛乳です。余分に加熱していない分、たんぱく質やカルシウムなどの栄養素が損なわれにくく、風味がばらつかず、生乳に近い淡い香りと甘味や風味が楽しめます。

もちろん温度が高ければ高い程、確実に短時間で効率的に殺菌できるので、日本では超高温殺菌法(120~130℃で2、3秒)が主流です。高圧で沸騰を押さえながら加熱する方法です。こうして殺菌した牛乳は熱による香ばしさやコクが出てきます。ですが同時に焦げ臭味も出てしまいます。近頃ではそれらのえぐみや臭みを押さえる工夫も進んでいますが、「那須 千本松牧場牛乳」は生乳本来のサラリとクセの無い風味や牛乳の持つ栄養素を活かすため、焦げ臭味のない、欧米で主流の「低温長時間殺菌」をしています。

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